2016年2月27日土曜日

キャラデザ、キャラの役割分担

こんにちは、もちねこです。
今日も沼田先生の講座をまとめに来ました。
自分の備忘録のためにも、メモのように残しておきます。

以前の記事で書いてた、13フェーズの分割をする前に、
キャラクターデザインについて。


~8つの役割分担がある~

1・主人公…物語中で、問題を抱え、成長、変化していく人物。

2・狂言回し…トリックスターのこと。物語の花がた。

3・協力者…主人公に協力して、主人公の変化を促す。

4・敵対者…主人公の敵。

5・犠牲者…犠牲者が出る事で、主人公の動き出す動機づけになる。

6・依頼者…動き出すきっかけを作るもの。

7・援助者…途中で主人公を助ける。

8・対抗者…ライバル。(敵とは異なる)味方になったり敵になったりする。


主人公は、通常、物語の中心となる人物で、この人物の内面的成長を描くことで、
それを物語の軸にする。(ショートプロットに現れる根幹的なテーマは、主人公の成長)

狂言回しとは、変化しない人物で、物語を華々しく魅力的に表現する役割。
(例えば「パイレーツ・オブ・カリビアン」で言えばジョニデのジャック=スパロウ)
中心的人物だが、彼自身は作中で成長したり変わったりするわけではない。

協力者は、仲間や友達、家族などの主人公サイドのサブキャラ。

敵対者は、主人公と対立する敵。ラスボスでもある。巨大な力を持っていると猶良い。
尚、敵対者が人間とは限らない。自然災害や、戦争、現代社会の矛盾だったりする事もある。

犠牲者は、何か主人公の大切なものや身近なもので、失うことで主人公がこれから問題解決を図る、もしくは行動する動機を作る役割。

依頼者とは、一連の事件や出来事が起こるきっかけや、課題を持ちこんだ人物や事柄。

援助者は、主人公の「助けのある成長」を支援するもの。

対抗者、好敵手となるもの。ライバルの特性は、主人公とは逆にする。
(例えば、主人公が「人を殺せない」という特性があれば、ライバルは「平気で人を殺せる」のような逆の特性があると良い)
好敵手というのだから、主人公とは付かず離れずの平行線の位置。
尚、対抗者は最後まで居ると主人公を食ってしまうので、物語終盤ではいなくなるようにする。
ちなみに、いなくなる前に、主人公を助けて去っていくなどしたら、良いんじゃなかろうか。


この8つの役割のどれかに、キャラを当てはめると物語が作りやすくなる。
主人公を中心に、相関図を書いて、因果関係をわかりやすくするといいですね。
ただ、役割は途中で入れ替わったり、関係が変化したり、例外も勿論あり、
これにかっちり嵌める必要はないと思います。
必要に応じて変化したり、軌道外のアクションを起こすのも面白いと思います。



以上、キャラクターの役割分担についてでした。
沼田せんせいありがとうございました!

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