2015年9月25日金曜日

デジタルとアナログの活用について。

「漫勉」なるものを見ました。録画してもらったのを。
浅野いにお先生のデジタルを取り入れた原稿作成の様子が衝撃的でした。

まず、背景。
あの緻密で正確で何の狂いもない、すごいとしか言いようのない背景。
実は、写真が元だったんですね。
色々な景色を、普段からデジカメで撮っていて、
ふさわしい背景の画像を選び、フォトショ(多分)で2値階化して、ガンマとか弄って(多分)
調節して、それをプリントしたものに製図ペンとか漬けペンで手を加えて、
手書きっぽくしてから、人物と合成する。
らしいです。


デッド何とかデデデデストラクション…(すみません名前が)(ググったらいいのに)
宇宙船とか使途っぽいのとかが襲ってくるみたいなんですが、
空に浮かぶその機体、メカ的な何かは、
メカデザインとか特にやったことなくて苦手らしく、でもそこを工夫して、
なんと、

蚊取り線香の缶のフタ

をデジカメで撮って、それを加工してやっぱり手を加えて、いっぱいそういうの重ねて
それっぽいメカを描いてらっしゃるようです。

他にも、テレビの配線とか、取材に来たテレビ局の機材とかを
「これ撮っていいですか」って撮って、実際、軍事施設の通信部
みたいな場面に使ってました。

「こんな分かりやすい機材じゃないですよね実際」って笑ってましたが…。

工夫して、自分なりのやり方をそこまで開発しちゃった浅野先生、すごいです。
そして、人物はやっぱり漬けペンなんですね。

デジタルのいいとことアナログのいいとこ両方使うといいなと思って、
私も一旦枠引きコマ割りだけデジタルでやって、
それをコピー用紙にプリントして、その紙に下書き&ペン入れして、
(私が今やってるのはコミックエッセイなので漬けペンでなく製図ペンです)
それをまたスキャンして、デジタルでフキダシ文字入れをしてトーンを貼る。

という具合にやってますが、とてもデジタルを活用してるとは言い難い段階です。

もっといい方法みつけたら、このブログにメモっときます。

2015年9月18日金曜日

【SAI】気にいった塗りの手順を記録。

塗りの練習に、と描きましたが、この女子の髪の毛の塗り、
すごく気に入ってるので、手順をメモしておきます。
自分が振り返れるようにと思い載せます。



まず、レイヤーはこんな感じ。
レイヤーの通し番号は、レイヤーの新規作成順そのまま。


1.まず、レイヤー2と3で女の子の髪の毛の下地を作る。
今回は、レイヤー2で全体にまずワントーン(茶色)
そしてレイヤー3でもうワントーン(少し濃くするところ)(これも茶色)

2.そして、レイヤー4でホワイトを入れる。今回早い段階で入れてますね。

3.レイヤー5で、髪の毛に色の変化をつけたいなと思い、取り敢えず
紫なんてどうだろう…と色を乗せた。乗せておいて、描きすすめた後また検討する。

4.レイヤー6で、薄い水色を調整・選択して、レイヤーモードを「通常」にしたまま、
毛先だけ塗る。自分がバランスいいなと思うところまで塗る。

5.レイヤー7を、紫のレイヤー5にクリッピングして水色のスクリーンで色を飛ばす。
微かに紫が所々残ってるくらいにして、あとはスクリーンで思いっきり消す。

6.レイヤー8で、レイヤ-1の線画にクリッピングして、スクリーンで暗い緑色を選択して、
少し緑がかった線画に加工する。


以上が手順でございました。
描き方は、最初から決まってたわけではなくて、描きながら
「こうするといいかな」「ああするといいかな」と考えて、結構なりゆきな部分もあります。
ただ、こういうテイストにしたいとか、こんな感じにしたいとか、
イメージだけは最初に作っとくといいかもしれませんね。

ご無沙汰しておりました。復活です。

お久しぶりでございます。モリノ木魚です。 師走まで入院しておりました。今は元気ピンピンで駆け回ってます。 漫画家描きとしてこのブログを始めましたが、 今ではやりたいことがやっと定まって見つかった感じで、 漫画を描くのも勿論好きなのですが、 現在は小説と...