今日も、沼田先生の講座を纏めたいと思います。
ストーリーが三幕の構成から出来ると以前の記事で言いました。
『序・破・急』の三幕です。
序…発端
破…展開
急…結末
ですね。
これをさらに、13個のパーツに分けることができます。
(序)
- 日常…主人公の日常生活―問題点を描く
- 事件…主人公を日常から抜け出させる
- 決意…何か起きる事によって、何かを決意させる
- 苦境…一人ではやっていけない世界に身を置く
- 助け…そこで助けが入る
- 成長…主人公が成長、工夫することでその苦境でなんとかやっていける
- 達成…成長による喜ばしい状態、ご褒美。思い切り持ちあげる
- 試練…一転して、もっと苦しい状況に陥る(仲間も居てもいいが一緒に苦しむ)
- 破綻…破滅する。どうしようもない状況。(読者にも解決法が浮かばない位の)
- 契機…手がかりを得る。時間制限があると良し。究極の選択の末に変化がある。
- 対決…敵対していたものと対決
- 排除…敵を排除する
- 満足…問題が解決する
この13個のフェイズに分けられるそうです。
更に、「序」の前に、0個めのフェイズ、「背景」を入れても有効とされます。
背景とは、プロローグの部分です。
敵の様子でもいいし、世界観をぼんやり魅力的に入れてもいい。
「つかみ」の部分です。
苦→助け→達成→試練→破滅→タイムアタック→すべて問題を解決
こういった破の展開の部分が物語の大半を占めてます。