実験のタイトルは、
「なるべく画質を綺麗に、ファイルを軽くする方法~EPUBとMOBI比較」
クリスタEXにはKindle出力機能と、EPUB出力機能がついています。
kindle専用の出力機能&EPUBデータ出力。どちらも電子書籍の対応したリーダで読める。
■クリスタで作った漫画を電子書籍にアップロードできる!
漫画を作るとき、クリスタでは、生データは
「cmc」と「lip」という拡張子のファイルができ、大体そのファイルを編集します。
一方、アマゾンでのKDP(キンドルダイレクトパブリッシング)では
個人でも手軽に電子書籍を出すことができます。(手続き超めんどいですが)
そして、KDPにアップロードしたい場合は、
アマゾンで受け付け可能なファイル形式で出力する必要があります。
受け付けるファイル形式は、「EPUB」「mobi」「PDF」などです(他にもあるけどマイナーなので省略)。
~クリスタのkindle出力機能を使ってみた~
アマゾンの専売で売ることになっているので、
最初に選んだ出力方法は、クリスタ内「kindleフォーマットでの出力」です。
…しかし、50ページ前後で、かなり品質を落として、
品質4でも30MBくらいになった。汚い!重い!
もっとページ数あって11メガくらいって人もいるみたいなのに、なぜ!
と、初心者の当方は壁にぶちあたりました。
クリスタで変換したmobiデータを、アマゾンにアップすると、
再エンコードされるので、容量は軽くなりますが、画質は劣化してしまいます。
オンラインプレビューした時、かなり汚くなるのです。
どのファイル形式でアップしても、
アマゾンのKDPのサイトにアップした際、アマゾン側で
またmobiに再変換(=再圧縮)されるのです。
こちらがmobiで作ってアップしたとしても、再度mobiに作り直されるようです。
その時に劣化が起こるのでしょう。
~クリスタのEPUB出力機能を使ってみた~
今度はEPUBをアップロードしました。
クリスタ「ファイル」→「製本出力」→「EPUBデータ出力」で出来ます。
すると…
結果:ファイルサイズが半分以下(1/2~1/3)になった。
しかし、やっぱりアマゾンに上げると再圧縮がかかり、
ファイルサイズは若干軽くなるものの画質が汚いのです。
このときもオンラインプレビューで確認。ここに罠があることを後々説明します。
~アマゾン公式のジェネレーター、kindle genを使ってみた~
そこで、mobiに再エンコードされずにすむ方法はないかと検証してみることにしました。
クリスタで作ったmobiと、アマゾン公式ジェネレーターで作ったmobiは違って、
クリスタのmobiはアマゾン側では別のものとして扱っているのかもしれないと仮定して、
そのためサイズが大きく画質も荒くなったのだろうかと考えて、
「それならアマゾン公式のジェネレーターで作ったmobiならアマゾンのmobiとして扱われるのかも」
と期待して、「kindle gen」をダウンロード。
lipからmobiへ自機で変換。
…………超、時感かかりました…。
そしてなんとサイズが70MBもある!!!!
さらにそれをアマゾンにアップしたところ、「変換中」の表示が出た。
再エンコされるんじゃん…。と長い時間待ってやっとアップロード完了。
サイズは20MB。そ、そんなに圧縮したの…?品質は…?
と、オンラインプレビューでまた確認。若干マシな気がするもののあまり変わらず。
■何がいけないんだ…
ふと調べてわかったんですが、
ビューアーでのプレビュー方法には、
「オンラインプレビュー」
「ダウンロードプレビュー」
のふたつの方法があり、
今まで確認作業に使っていたのはオンラインプレビュー。
ダウンロードプレビューで見てみたら、画質、全然問題なかったwwww
購入された人はダウンロードプレビューで見る筈…。
プレビュー方法の問題だったのか。と判明。
■結論
なので、品質はファイル形式では大差なく、
容量とのバランスを考えて、一番効率がいいのは、
EPUBからのアマゾンへのアップロードということになりました。
以前、一冊目をクリスタ内のkindle変換で出しちゃったので若干効率が悪かった…。
二冊目以降はEPUBからアップロードしようという事になりました。
あ、これ、健闘結果です。なんかすごいことなってるw
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